いにしえの知恵“梨の葉風呂”を知る

夏が旬の梨。夏のレジャーなど家族で梨狩りに出かけたり、親戚や友人から届いたり……と、家庭でも目にする機会が多いかもしれません。水分たっぷり、甘くて美味しい梨そのものが栄養満点なのは皆さんご存知ですよね。さて、今回は視点をちょっと変えて、梨の「葉」にご注目です。



意外と知らない?葉の成分


梨の葉には、美白効果のある成分アルブチンや、ポリフェノールの一種であるタンニンが多く含まれています。日焼け・あせも・かぶれ・湿疹など、夏特有の肌トラブルの解消に役立ちます。また、ポリフェノールというだけあって高酸化作用も持っているので、動脈硬化、生活習慣病の予防も期待できます。でも、梨は手軽にいただくことができますが、梨の葉の栄養はどのように摂取すれば良いのでしょうか?



梨の葉風呂は夏の肌トラブルに効く


古くから日本では、梨の葉をお風呂に入れて入浴する民間療法がありました。特に効果を発揮するのは、ひどくしてしまった汗疹でかゆみに耐えられない時などです。


作り方は、梨の葉を適量、風通しの良い場所で乾燥させます。これを布袋にいれて、そのままお風呂に入れて水から沸かします。この中にゆっくりと入浴し、身体を清潔に保つと かゆみもとれ、治りが早いと言われています。今のように入浴剤などなかった時代で、血行促進・美白効果・保湿・皮膚保護作用といった効果を天然成分から得ることができたのです。



まだまだ凄い! 梨の葉活用法


梨の葉を濃く煎じて冷ましたものでうがいをすると、扁桃炎や口内炎などに効果があり、風邪の咳、声かすれにも良いと言われています。また、毛穴や皮脂線などを引き締めるなど収れん効果が高いので、肌あれが気になる所に直接塗布する使い方もあったようです。


夏の疲れが出やすい時期に、威力を発していたのでしょう。実だけなく、葉の効果も無駄にしない。先人の知恵には、つくづく頭が下がりますね。
*現在では、減農や無農薬に努める果樹園さんもありますが、葉の使用の際には十分に薬を除去した上で活用しましょう。

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