お客さまへの思いを込めた梨作り/味果園(みかえん)岡部純雄さん

初代より100余年 おいしい梨をたくさんの方へ


秋の味覚と言えば梨。シャキシャキとした食感と、さわやかな甘みのある果汁が魅力です。鳥取砂丘からほど近い「ふくべ梨狩街道」には約30軒もの梨狩り園が並び、秋になるとたくさんの観光客で溢れます。「ふくべ梨狩り街道」で最大規模を誇る「味果園」では、二十世紀梨をはじめ、新甘泉や新興梨など20種類以上の梨を作っています。



初代から100余年、「味果園」4代目の岡部純雄さんは「一人一人の顔が見え、直接意見が聞ける」と、直販のみで営業しており、お客さんの声を大切にしています。最近では、全国各地からのお客さんに加え、香港・韓国・中国などのお客さんも多く、海外の方も梨狩りを楽しんでいます。


雨の日も濡れない梨狩り お客さまの立場から


濡れながらの梨狩りでは、せっかくの楽しみも半減す。雨の日でも、お客さんが濡れずに梨狩りができるようにと、味果園では開閉式のビニールハウス「雨よけハウス」があります。開閉式なので、晴れの日はさわやかな秋風を感じながら梨狩りができます。また、トイレをウォシュレットにしたり、駐車場を整備したりとお客さんの立場に立った設備投資と接客を心がけています。


“基本にコツコツ”がお客さまの喜びに



実りの秋に果汁溢れるおいしい梨。その陰には、梨農家の1年間の地道な作業があります。
「味果園」では、20種類以上の梨の収穫が終わる12月から3月までは、剪定(せんてい)と棚付けが行われます。樹形を整えながら余分な枝を切り落とし、まんべんなく太陽が当たるように果樹棚に枝を結びつけていきます。「冬の作業を地道にコツコツと、基本に忠実に行うことが大切なんです」と岡部さんは言います。


4月に一斉に梨の花が咲き誇ると人工交配が行われ、実がつくと摘果が行われます。梨は1カ所に8〜10個の実がなるため、その中から形のよいものや大玉になりそうなものを選んで間引いて1個にします。そうして選ばれた梨に袋を掛け、傷や害虫から梨の肌を守ります。梨の成長に合わせて「小袋」と「大袋」の2回、袋駆けが行われます。


こうしてようやく収穫の時期を迎えるのですが、年間を通して休む間もなく、地道な作業で梨作りがされています。
良い梨を作ってお客さまに喜んでもらいたい。そんな梨農家の思いが、秋の味覚を運んでくれるんですね。


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