「松葉ガニ」オスとメスの違い、わかりますか!?

「松葉ガニ」のオスとメス、それぞれの魅力があるんです


松葉ガニのおす・めす
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鳥取県が誇る冬の味覚「松葉ガニ」。山陰地方で獲れるズワイガニを「松葉ガニ」と呼びます。水揚げされる地域ごとに「越前ガニ」「加能ガニ」など呼び名が変わるのです。すらりと長い足が特徴の松葉ガニ。お店に並ぶのはどれも見事な大きさです。


松葉ガニのおす・めす
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これらの松葉ガニはオス?メス?一体どちらなのでしょうか。「松葉ガニ」として店頭に並ぶ大きなカニは・・「オス」です。甲羅の大きさも、足も長く、見た目にも華やかなオスは身がぎっしりと詰まっているのが特徴です。


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鳥取ではメスは「親ガニ」と呼ばれています。メスは小ぶりですが、その代わりに卵(子)を持っているのが特徴です。


身がしっかり詰まった大きな「オス」の松葉ガニと卵(子)を味わえる小さな「メス」親ガニ。それぞれの魅力を知った上でその美味しさを堪能したいものです。


オスとメスの見分け方は?


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オスとメスの見分け方をご存知ですか?実は、並べてみると一目瞭然。なんと言っても大きさが全然違うのです。


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はっきり見分けるにはひっくり返してお腹を見てください。「ふんどし」と呼ばれるお腹の部分はどちらも筋が入っているのですが、その形が異なります。オスは三角形、メスは半円形になっているのでひっくり返すとすぐに違いがわかるのです。


また、違いは見た目だけではなく、なんと呼び名まで違うのです。山陰地方では、オスが「松葉ガニ」と呼ばれているのに対し、メスのカニは「親ガニ」と呼ばれます。ズワイガニは地域ごとに呼び名が異なり、さらにはメスも「せこ蟹」「香箱ガニ」など地域ごとに呼び名があるのだから、全国のカニの種類・名前が複雑なのも当然です。


メスの卵(子)は2種類あるの!?


「親ガニ」と呼ばれるメスは、親であるからこそ当然卵(子)を抱えています。その卵(子)には、鮮やかな濃いオレンジ色の「内子」と、プチプチとした「外子」の2種類の子があり、これこそが「親ガニ」にしかない美味しさなのです。でも、卵(子)が2種類というのはどういうことなのでしょうか?実は、内子は「卵巣」であり、外子は「受精卵」なのです。


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このように、身がぎっしり詰まったオスに比べ、「カニの身・味噌・内子・外子」の4つの美味しさを味わうことができるのは「親ガニ」の大きな魅力です。
昔は売り物にもならないと地元ではおやつのようにして食べられていたメスの「親ガニ」が、今ではとても高価なものになりました。また、資源保護のために鳥取県ではカニ漁の自主規制期間を設けています。海の恵に感謝して、いつまでも大切にいただきたいですね。


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