松葉ガニの王様「五輝星」

鳥取県の名産品「松葉ガニ」


鳥取の冬の味覚といえば言わずと知れた「松葉ガニ」。カニの水揚げ量・消費量いずれも日本一を誇る鳥取県。松葉ガニは県内の賀露漁港(かろ/鳥取市)、境漁港(さかい/境港市)、網代漁港(あじろ/岩美町)、主に3つの漁港で水揚げされます。漁場に恵まれた日本では、各地で様々な種類のカニが水揚げされます。


松葉ガニ初もの

ズワイガニは産地ごとに呼び名が変わり、鳥取県で水揚げされるものは「松葉がに」と呼ばれます。例年11月の初めにズワイガニ漁が解禁され、春先までその美味しさを味わうことができます。「松葉ガニ」は10年以上かけて成長したオスのズワイ蟹のことで、ずっしりとした甲羅に、太く長い足が特徴です。


松葉ガニはオスのズワイ

美しい朱色はお祝いの食卓を彩り、年末年始の気分も高まる高級食材です。カニの身の美味しさはもちろん、カニ味噌、内子、外子といった珍味も楽しめます。カニは旨味がとても強く、また味わい方が豊富であることも魅力ではないでしょうか。


カニの味噌、内子、外子

刺身、ボイル、味噌汁、鍋もの、和食だけでなく、パスタやグラタンなど洋風メニューにも欠かせない、子どもから大人まで幅広く好まれる食材です。冬場の鳥取旅行のお目当ては「松葉がに」という方が多いのも納得です。


特選とっとり松葉がに「五輝星」(いつきぼし)とは?


五輝星

平成27年に松葉ガニの中でも特別に立派なものを選別する基準が設けられ、見事すべての条件をクリアした松葉ガニを、特選とっとり松葉がに『五輝星』と名付ける認定制度が誕生しました。


五輝星は、甲羅の幅が13.5センチ以上/重さ1.2キログラム以上/脚がすべて揃っているもの/鮮やかな色合いをしているもの/身がぎっしりと詰まっているもの、以上の5つの基準をクリアしなくてはなりません。優れた目利き人により選定される「五輝星」は、まさに五つの輝きを発する松葉ガニのトップスターなのです。


カニの数え方は一般的には「杯」で数えますが、鳥取県の漁業関係者の間では「1枚、2枚」と数えます。漁獲量は毎年異なり、平成29年漁期は五輝星がわずか45枚(杯)しか揚がらなかったそうです。先だって平成30年の初セリでは、3つの漁港で合わせて9枚(杯)の松葉ガニが「五輝星」の認定を受けました。


冬の到来を告げる 「初競り」の熱気


賀露港初競り
初競り松葉ガニ

ズワイガニ漁が解禁された翌朝の競りを「初競り」といい、認定を受けた「五輝星」の競りがひときわ注目されます。制度の誕生から4年目を迎えた平成30年・・賀露漁港(鳥取漁港)に水揚げされた3枚(杯)のうち、もっとも高値がついた「五輝星」はなんと!200万円というから驚きです。


賀露漁港水揚げの五輝星

これまでの最高額130万円を大きく上回る価格で競り落とされました。今年の最高額で競り落としたのは株式会社かねまさ・浜下商店さんです。その後、五輝星を飼育しながら展示することで鳥取県の松葉がにをより多くの方々に知ってもらおうと、株式会社かねまさ・浜下商店さんは200万円で競り落とした「五輝星」を鳥取県に寄贈されました。


こうして初競りやその後の様子は新聞やニュースでも華々しく伝えられ、全国から特選とっとり松葉がに「五輝星」に熱視線が向けられています。松葉ガニ漁でにぎわう鳥取の冬を、旅やお取り寄せで味わってみませんか!?

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