鳥取のたにがみ農園さんに聞いた、「新甘泉」への想い

梨がまだ貴重な時代がありました。



たにがみ農園

鳥取市佐治で梨農園を営む谷上正樹さん。
梨作りをはじめたきっかけは、谷上さんが小さい頃に家族みんなで食べた二十世紀梨がきっかけでした。当時の梨は今のような大玉ではなく、とても小さかったそうです。
当時9人家族だった谷上家で、9等分されてみんなに配られた梨は、反対側が透けて見えるほど薄かったそうです。
それをふびんに思った先代が、「自分の子供たちにはおいしい梨をお腹いっぱい食べさせたい!」と思い梨作りをはじめました。昭和23年、当時くわ畑だった場所に15本の苗を植え、家族の力を借りながら雑木林を開墾し、徐々に梨木の数を増やしていったそうです。

おいしい梨へのこだわり。



時代は変わり、当時と比べると梨はより身近な果物になりました。たにがみ農園でもより高品質な梨を作るために梨園の規模を縮小したりと、時代にあわせた梨作りに取り組んで来ました。
また正樹さんはお客さんの好みの変化に合わせて、沢山の新しい品種を繰り返し試作してきました。新品種の試作と言っても、収穫まで長ければ6年を要します。限られた人手の中、とても手間のかかる作業だったうえ、数年先のお客さまに新しい梨の味があうかどうかを考えると、新しい梨の品種を決めるのは、園主としてとても難しい決断でもありました。
そこで、新しい梨を決めるにあたって正樹さんは、小さな子供達に食べくらべをしてもらうことにしたのです。子供の味覚はとても正直。検討を重ねた結果、正樹さんは数ある品種の中から「新甘泉(しんかんせん)」を選びました。

新品種「新甘泉」を通じて伝えたい想い。



梨新甘泉

選ばれた新甘泉という品種は、二十世紀梨と赤梨を掛け合わせた、みずみずしい食感と濃厚な甘みを同時に楽しめる品種です。
先代が家族においしい梨を食べさせたい一心で始めた梨作り。
梨を食べてくれる相手が家族からお客さまにひろがっても、「おいしい梨をみんなに食べてもらいたい!」という強い願いは変わりません。新甘泉にはそんな正樹さんの想いと、それを受け継ぐ雄亮さんの想いが込められています。
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