似て非なるモノ?らっきょうとエシャロットの違い

いよいよ、らっきょうの季節!



らっきょうとエシャロットの違い

桜が咲いていたと思ったら、あっという間に初夏。青果コーナーでらっきょうを目にするようになりました。らっきょうと言えば、カレーのお供に欠かせないらっきょう漬け。毎年漬けるのを楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。らっきょうは、ねぎの仲間です。独特の強い香りは、消化をたすける働きがあります。また、脳細胞の酸化防止にも効果が。豚肉と一緒に摂取するとビタミンB1の吸収を良くするので、ポークカレーには是非らっきょうを添えたいですね。
ところで、このらっきょうと混同されることの多い西洋の野菜をご存じですか?
その野菜が日本に輸入される前に、生食用の根らっきょうに非常によく似た商品名をつけて売り出したことがその原因なのですが、その野菜とは…

西洋の香味野菜、エシャロット



らっきょうと混同される野菜。それは、エシャロットという西洋野菜です。こちらもねぎの仲間で、フランス料理など西洋料理に用いられます。玉ねぎの変種で小玉ねぎのような形をしており、にんにくほど香りが強くなく、玉ねぎほど甘くないため香味野菜として使われています。日本では生食用に栽培された早獲りらっきょうを「エシャレット」という商品名で売られることが多いため、本物のエシャロットと混同しやすく少々紛らわしいですね。

本来のエシャロットは「ベルギーエシャロット」と表記されることが多いので、エシャロットを求めたいときには注意してみると良いかもしれません。日本では、エシャロットもらっきょうと同じように細かく刻んだりすりおろして薬味として食べたりする人が多いようですが、中国やタイでは肉と一緒に炒めたりする調理方法が一般的です。

エシャロットとらっきょうの違い



らっきょうもエシャロットもともにネギ属の多年草です。しかし、原産地が違います。らっきょうは、中国が原産。何と、紀元前3世紀以前から栽培されていたといいます。日本へは平安時代に中国から伝わり、薬として用いられていました。一方、エシャロットは中央アジアが原産で、十字軍がヨーロッパに持ち帰ったとか。
中東やヨーロッパでは、古くから料理に使われていました。最近はスーパーなどで見かけるようになりましたが、こうしてみると、らっきょうに比べ日本に入って来たのは随分後。らっきょうほどポピュラーではないのが現状です。ちなみに、らっきょうの成分については述べましたが、エシャロットにはアリシンという成分が含まれ、こちらは玉ねぎと同じく血液をサラサラにする効果があります。また、免疫力を高める効果も。
エシャロットは加熱すると香りが良くなるので、炒め物や煮込み料理にも是非使ってみてくださいね。